2019年12月7日土曜日

5.2ホストの要塞化

ホストの要塞化とは、OSをはじめソフトウェアに内在するバグや設定ミスなどのセキュリティホールをふさぎ、堅牢な状態にすることである。


  • OSやアプリケーションのバージョンの最新化
  • パッチの適用
  • 不用なサービスや機能の停止
アプライアンス製品であれば、出荷時点で一定のセキュリティレベル対策が行われている
汎用的なサーバ製品などの場合、使い勝手が良いが、必要のないソフトウェアやコマンドが立ち上がり、セキュリティ面では弱い

ゆえにホストを本格的に稼働させる場合、その用途に応じて要塞化が必要である

ファイアウォールが設置されていてもサーバの要塞化は必要である

要塞化の必要項目
  • 最適なパーティション設計
    用途や更新頻度などが変わるデータは同じパーティション内に置かない
  • セキュアなファイルシステムの選択
  • 最新バージョンのソフトウェアを最小構成でインストールする
  • パッチの適用
  • 不用なサービスや機能の停止
  • 不用なグループ、アカウントの削除および不要な共有資源の解除
  • 推測困難なパスワードの設定、およびパスワードチェック機能の有効化
  • ディレクトリ、ファイル、プログラムなどのアクセス権の設定
  • ログの設定