設計書をかくことが下手な人が多い。ベンダーなどによってさまざまな書式があるが、なぜ必要とする設計書なのかを理解していない人が多い。
各工程は連続にあり、それぞれが独立しているのではない。
また要件定義などで未確定事項が多い、また新技術で、どのように設計書をかくか悩むことも多いだろう。
基本を忘れないでほしいことがある。
要件定義で必要なのは、何をするのか、どのように行うのかを明確にする。
単なる要望書でもなく、希望的憶測でもないのは確かであるが、多くのものは憶測や、希望的見解を述べて、技術的根拠がないものも見受けられる。
技術的検証などの工程があれば問題はないが、これがない場合はどうするのか。
ベンダーによっては、
1)予算などが豊富なベンダはパイロットチームが、先に技術的検証をしながら、工程単位に確認を行う。
2)予算のなし、や製造で何とかしようとするベンダーは確認をせずに設計書を固める
圧倒的に多いのは、2)のほうで、1)を行うベンダが少ないのが実情
品質が悪くなったり、手戻りが多く、工数が激増するのはこのことも一つの要因。
基本的には小さくともパイロットを作成し、確認を行うことが重要である。