円高、原材料費の高騰、日本国内の賃金の高さ
これでは日本の製造業は大打撃、どこの企業であろうと、悲鳴が多い。
貿易立国の日本としては、いかにすべきか?
前回も述べたが、もはや日本国内での製造は不可能と思われる。
よほどの技術的付加価値がなければ、収益を上げることはできない。
では日本国内産業を見てみれば
輸出産業の構造である。中小を含めて・・・
なぜならば、
自動車などの製造会社
その下に部品会社
さらに下には素材加工会社
単に3個のピラミッド形式であるが、実に多くの企業が介在し、多くのピラミッドを構成しているのが実情である。
もはや中小企業は悲鳴に近い状態・・・
これでは従業員の賃金は年々細々となるのが実情
また、親会社であるべき製造会社も収益があげられず、悲鳴を上げている。
人件費は今後、右肩下がりになるのは避けられない。
すると、デフレがひどくなり、経済の縮小に追い打ちをかけ、
日本の未来に暗い影を落とす。
国内消費やサービスがいくら発展しても、輸出産業が衰退すれば、外貨などを獲得できない。
これを個人にいえば、いくら家の中で家事などを行っても収入につながらないのと同じ。
やはり、働きに出て収入を得なければならない。
円高は、もはや数年で解決する問題ではない。
円高で日本経済が疲弊するか、
抜本的な産業構造を改善しなければ
円高で日本自体が危機に陥る。